24日、米国防省webサイトに「さよならゲーツ長官の足跡」なる特設ページが解説されました・・・30日までの1週間あまりの開設でしょうが、在任間4年半を振り返る4つの記事と40枚ほどの写真がスライドショーで公開されています。
いきなりの猛暑に襲われた都内から帰宅し、一缶108円の焼酎ハイボールをぐいと口に含み、家電量販店のうちわで涼を取りつつ写真を眺め、一つ目の記事をクリックして目を記事に落とすと・・・
●海外ツアーの最後にアフガニスタンを選んだゲーツ長官は、3日間の滞在の最後もいつものように現場の兵士の前にたち、彼らの働きに感謝する言葉を述べはじめた・・・
●「最前線で戦闘服に身を包んで我が国の安全確保のために頑張ってくれている諸君や本国で我慢してくれているみんなの家族に感謝する。大統領以外では、君たちをこの地に送り込むよう命じた書類に署名するのはこの私だけであり、その責任を忘れたことはない・・・」
●ここまで語り始めた長官は、こみ上げてくるモノを抑えられずマイクから一端席を外した。集まった第4歩兵師団の兵士は皆立ち上がり、しばらく拍手が鳴り止まなかった。長官はその後兵士の中に入り、溢れる涙を隠すこと無く、いつものように記念のコインを手渡し写真撮影にも応じた。
●ゲーツ長官は最近語ってくれた。「この仕事に関し残したいモノがあるとしたら、それは・・現場を守る若者達のことをいつも考え、何かを成そうとする人達が常に存在することをその若者達に知って置いてほしい・・」(もう既にtakaraの焼酎ハイボールがしょっぱくなってきました・・)
3つ目の記事に目を落とすと・・・
●私は大きなホールに兵士を集め、彼らをステージの上に飾りのように配置し、兵士を背景に(写真映りを気にしながら)話をすることだけは避けてきた。
●また、そのような姿を見ることがつらかった(nervous)。そのようにされたら彼らは言いたいことが言えないだろし、質問も出来ない。
●前線で大勢の兵士を集めること避けたかった・・・。そんなことをしたら私が到着するまでに彼らは長時間待たされるだろうし・・休息や睡眠時間が減るだけだ。
(汗と涙が混じって・・ティッシュが必要に・・・)
記事の続きは鼻水をすすりながら・・・
●前線を訪れた際は、なるべく一般兵士とランチテーブルを囲み、指揮官の同席が無い場所で直に話を聞くことを楽しみにしていた。完全なオフレコを約束して・・・。
●そこで耳にすることは、ペンタゴンで決してブリーフィングされないことが多かった。兵士の戦闘服がアフガンの土壁をよじ登るとすぐ破れてしまい、特に冬は寒さが身にしみるとか、若年兵士が結婚している場合、奥さんが本国でけがをしても多くが軍医療保険に入っていないことから軍病院に行かないことなど等々・・・
●記者の皆さんから良く質問されたが、本当の話として、数多くそのような場を持ったが、一度として彼らの口から直属上司や指揮官の悪口を聞くことはなかった。私は誰に接するよりも率直に話をしたし、彼らを信じていたからそうしたまでである。
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ここでまた特設ページの回顧写真ビューに戻り、焼酎ハイボール(プリン体ゼロ)を流し込みながら窓の外に目をやり・・・(遠目涙涙・・・)
自分の純粋さ・ウブさに感心しながらも・・・昔中高生の頃、熱血青春ドラマを見て流した涙を思いだし恥ずかしくなる・・。
(写真左は使用前のゲーツ博士です)
こんな週末がいつか訪れるとは判っておりましたが・・・さみしいですね・・・焼酎ハイボール2本で出来上がって寝るしかないですね。
ちなみに・・兵士をステージの飾りにするとはこんな感じ↓↓↓