空軍省No2の美人次官頑張る

conaton_ec1.jpgConaton.jpgまんぐーすの眼は節穴でした。これまで「中年おやじ」的視線タップリに、米空軍で活躍する女性将軍を取り上げてきたのですが、この方を忘れてました
2010年3月から、米空軍省内でドンリー空軍長官に次ぐNo2の地位の「Undersecretary of the Air Force(空軍次官)」に就任されているERIN C. CONATON女史です。
空軍省公式バイオの写真は役人っぽい「堅い」モノになっていますが、ネット上に出回る仕事ぶり写真は「金髪なびかせ颯爽と」のイメージぴったりの美人さんです。
この女性が、空軍の現役33万人と予備役や州兵17万人、更にはシビリアン17万人を率いる米空軍省のNo2なのです(力はいりすぎ・・・)。ちなみに、1992年にジョージタウン大学を卒業した経歴からすると、推定年齢42歳!!!(しつこい)
本題は、11日にコナトン次官が空軍協会主催の朝食会で語った内容です。(AirForce Magazine webサイト12日付の記事より)
同次官は大幅予算削減の検討に関連し・
Conaton2.jpg米空軍内の上級指導者達は、(オバマ大統領による安保経費35兆円削減宣言を受けた)予算削減分野を特定するための抜本的な見直し作業に非常に協力的である
●見直しは、米空軍の全てのミッションのバランスを取ることを考え、現在と将来のニーズを踏まえて行われる。同時に、過去7年で空軍勢力が既に26000人削減されていることを考慮に入れつつ、空軍の全体像の変更も視野に入れている。
どれだけの削減が必要を決めるのはまだ早い。その削減がどのような影響を与え、我が国の安保にどのようなリスクを与えるのかを明確にしてからの話である。
老朽化が著しい空中給油機や戦闘機に対し、再投資を実施中であることを考慮に入れなければならない。
●2011年から17年の間で、仮に人件費予算を現状で維持すると、米空軍は47000人の人員削減を行う必要がある。私はこのようなおぞましい削減を望んでいるわけではないが、予算の厳しい状況を理解いただくため例としてお話しした。
●先述のように、過去7年間7%人員を削減したが、同期間に人件費は16%増加している。また過去数年でエネルギー消費量を16%削減したが、エネルギー支出は3倍になっている。
●これらの問題に真剣に取り組まないと、今の成功を勝ち得ないだけでなく、将来に負の遺産を積み残すことになる。
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コナトン次官の言葉からは、今回のオバマ35兆円削減が、単なる削減でなく「パラダイムシフト級」の変革を迫るモノであることが伺えます。オバマ大統領の言う「根本的な任務の見直し」は、日本の切り離しなのでしょうか・・台湾のように・・・
CONATON4.jpgタフツ大学院を卒業後、CIAのフェローや政府機関の研究員を務め、下院軍事委員会の下位スタッフから管理者にまで出世した方です。恐らく軍事委員会スタッフとしての働きぶりが認められての大抜擢だと思います。
ただ空軍省次官ポストは、2007年に前任者が辞任してから約3年間空席だったポストのようです。ご参考まで・・海軍省の次官ポストは、CSBA研究者であったRobert Work氏がAir-Sea Battle取りまとめのため2009年から就任しています。
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