F-35用の貫通弾開発

20日付の軍事ブログ「flightglobal」が、空軍協会航空戦シンポジウム(Air Warfare Symposium)で空軍研究所(AFRL:Air Force Research Laboratory)が明らかにした新型貫通弾開発について紹介しています。
これまでの貫通弾は爆撃機に搭載されるイメージですが、今度はF-35や他の戦闘機クラスにも搭載可能なタイプへのシフトを目指しているようです。
まずこれまでの貫通弾と言えば・
5,000lb GBU-28 bunker buster
F-117やF-15E(ストライクイーグル)から投下されるイメージ。B-2にも搭載か
30,000lb Massive Ordnance Penetrator(MOP)
この巨大な貫通弾を搭載できるのはB-2とB-52だけか・・・
しかしこの巨大兵器・・最近の開発状況がとんと聞こえてこない・・・
GBU-28.jpgmassiveordpene.jpg
新型のHigh Velocity Penetrating Weapon (HVPW)の方向は・・
●貫通力を重量と落下速度の関数とすれば、これまでは重量を重くして自由降下による貫通力を期待していた
●今後は、固体燃料ロケットを付加して落下速度を増す方向を検討する。
任務に応じた推進力と終末速度を確保し、高等な信管と最適化した爆薬を組み合わせる
2,000lb級の貫通弾5,000lb程度の威力を持つものが、3年以内に開発可能
F-35の胴体内に格納可能なものを考慮。しかしLockheed Martinが開発しているRevolutionary approach to time critical long-range strike (RATTLRS)とは方向性が異なっているようだ。
●2012年度予算に計上されている新型長距離偵察攻撃(LRS)機は、MOPの搭載も考慮されている。
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09年の秋頃は、イランや北朝鮮の核開発との関連でこれら貫通弾の開発が頻繁に報道され、国防省報道官も時々コメントしていたのですが・・・
「国防省訂正:巨大貫通弾は来夏」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2009-10-09
「3万ポンド貫通弾は数ヶ月で」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2009-10-08
資金が続かなくなったのか・・・上記の国を刺激したくないのか・・・全く最近話題を見聞きしません。
誰か質問してみたら・・ワシントン駐在の日本プレスの皆様・・

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