5日付読売新聞朝刊の「ワタシ的消費」のコーナーから、「懐かし商品に失敗なし」とのタイトルの記事を紹介します。
●博報堂研究開発局の蔦腹さんによると・・・
多機能化する商品を追いかける事に疲れ、新しさよりも自分の楽しかった記憶や体験を大切にし、当時買いたくても買えなかったモノを追体験で購入する人が増えている。昔の漫画本の復刻等、当時買えなかった人達をターゲットに据える。
●50代の男性の例では・・
M・ジャクソンの追悼番組で「スリラー」等ヒット曲を耳にし、楽しかった学生時代を思い出し、久しぶりにCDを買いたくなった。以来、CD店に立ち寄ることが多くなり、マドンナや山口百恵などのCDを買った。当時は小遣いがなくて買えなかったモノに手が出てしまう。
●企業側も「懐かし商品」を
ヤクルトは、3月から「ミルミル」を再発売開始。最盛期に一日80万本売れたが、05年に発売中止。現在は事前予想毎日25万本の2倍の売り上げを記録。30-40代に人気
サントリーは、90年代にヒットした「鉄骨飲料」を3月にリニューアル販売開始し、こちらも好調。「新製品を買って失敗するより安心」との評価
●専門家の見方は・・・
無料情報誌「R25」の柿崎編集長は、「最近は記事の見出しを付ける際、「得する方法」とするより「損しない方法」とした方が読者の反応がよい」
「右下がり」の時代、「(可能性の低い)得より損したくない」という思いが強いのでは・・・と柿崎さんは分析する。「懐かしい」と「損をしたくない」・・・不況下の今、新たな商品・サービスの選択基準となってきている。
(Holylandの感想)
歌は昔の方が断然質が高かったと思います。歌詞もメロディーも深みがあったし・・・特徴があった。今の歌番組は過去のベストテン紹介で視聴率を稼いでる様な番組が多くて・・。商品は・・・高度になりすぎてついていけない感じはありますねぇ・・・。
しかしこのコメントは・・・自身の老化現象を的確に表現してるな・・・(遠目ため息)。
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