どのような背景か判りませんが、9日の米国防省HPのトップに、米空軍士官学校の教育責任者(Dean)を努める女性空軍准将(美人です!)の紹介等が掲載されています。
おじさん趣味も暴露しつつ、軽重様々ですが3点からこの記事に注目しました。
●どんな経歴の人?
Brig. Gen Dana H. Bornは1983年に空軍士官学校を卒業して同年少尉に任官した方で、推定年齢50才。米空軍の歴史の中で14人いる女性将軍の中の一人です。経歴からすると人事管理(心理学、行動科学、募集計画)の専門家のようです。現在は米空軍士官学校の約700名の教官を束ねて4000人の士官候補生教育を統括する役割を、なんと2004年から続けています。奇妙な長期勤務ですが・・・
豪空軍への交換幹部、空軍士官学校の教官、空軍参謀総長のスピーチライター、国防次官補(人事計画)のスタッフ等々を経た後に、現職について5年半だそうです。
大佐への承認から僅か2年(正確には1年と350日)後の2004年10月には准将へ昇任。学術分野で大きな功績があったのでしょうか・・・チョット早すぎる気がしますが・・・
もう一人の美人将軍 → http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-03-29
●空軍士官学校で「無人機訓練プログラム」
上の写真は昨年9月、学生が無人機訓練プログラムを集中受講している基地を視察した際に学生へ話しかけている様子です。
士官候補生時代から無人機を教育訓練に取り入れているのですね・・・空軍文化の変化への挑戦です。恐らく大部分の空軍士官候補生は、空や宇宙へのあこがれをもって入学しているはずですから・・。以前、Air Force Magazineの記事に無人機の特集があり、「将来F-22やF-35で大空を自由に飛び回りたい」と元気に話していた士官候補生が、無人機の話題になると「時代の流れだからしょうがない・・」と急にトーンダウンした様子を伝えていました。意識改革が必要なのでしょう。
●日本系女性学生??
同准将の紹介記事の中に、Tamiko Toyamaとの名前の士官学校4年生23学生中隊の学生の言葉が掲載されています。発言は「女性であってもそれにこだわり無く、男性と共に既に歩み始めた道を歩んでいきたい」とのしっかりした英語です。士官学校のHPによればチアリーダー部に所属されているようですが・・・。卒業後は契約担当幹部とのこと。インディアナ州Munster出身。日本でも小さい頃勉強したことがあるようです。海軍士官学校を卒業した日本人で海上自衛隊に入って活躍してる人もいますが、この女性はどんな方でしょうか??写真はチアリーダー部の写真(東洋系の方はこの人だけでしたので・・)とハワイでの研究会に参加した名簿より
米空軍の次期空中給油機選定が提案企業が一つ(ボーイングのみ)しかない異常な形になっていますが、これについては過去の記事をご参考に・・・
「米空軍空中給油機選定の最終RFP発出」
→ http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-02-26
最後の写真はアフガニスタン訪問中のゲーツ長官が、現地に作られた部隊手作りの慰霊施設で、亡くなった兵士の写真の前に残したメダルです。長官が移動に利用したV-22の写真と共に・・・
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