テレビ出荷数の99%を占める液晶及びプラズマテレビに比べ、画質、消費電力、軽さ、薄さ、コスト、物理的柔軟性などの全ての面で理論的に優れているのが「有機EL」を使ったテレビです。月間情報誌フォーサイト11月号より
2010年1月24日夜9時からのNHKスペシャル「メイドイン・ジャパンは生き残れるか」でも取り上げられた分野の話題です。
液晶が働き盛りの大人なら、有機ELは絶大な可能性を秘めた幼児・・と言われるくらいに、次世代テレビが有機ELテレビであることに疑いはなく、その筋の方の間では、2015年頃には普及期を迎えるとの予想もあるようです。
この有機EL、既に携帯電話や自動車オーディオ等の小型表示装置としては使用されていますが、テレビレベルになると格段に難しいようです。
日本では、07年12月にソニーが世界初の11インチ有機ELテレビ(写真下)を20万円で発売し、韓国勢はLG電子が本年11月に15インチを発売、更に32や42を来年ねらうとのこと。サムスン電子も14と31インチの試作品を公表しているようです。なお本分野に欧米勢の影はなく、日韓のメーカーに競争は絞られているということです。
問題は量産化技術の難しさに尽きるらしいです。ガラス基盤に有機ELの素子をいかに均等に並べて吹き付けるか。並べた素子を発光させるさせるための電極の役割をどのように組み込むか。更には、空気に触れると分子構造が変化する有機EL材料の封止技術も難しいとのこと。
開発経費も膨大で、各メーカーの体力勝負との様相を呈している模様です。
記事によれば、ものすごく綺麗で視野も広いようです。Holyland宅は未だ地デジにも対応してません。11年に買い換えたら・・・15年頃また買うのか??
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