「クラウド・コンピューティング」という言葉は、2006年8月9日、GoogleのCEOであるエリック・シュミットが、米国サンノゼ市 で開催された会議で初めて使ったとされています。
従来、ユーザーがコンピュータのハードウェア、ソフトウェア、データなどを自分のパソコンで保有・管理していたのに対し、クラウドコンピューティングではユーザーはインターネットの向こう側にデータを保存し、サービスを受け、サービス利用料金を払う形式になります。
クラウドの意味するところは広範で明確な定義が難しく、ハッカー等サイバー攻撃に対する脆弱性から課題もあるようですが、データをUSBなどで持ち歩かずに済むことから、企業での利用を中心として今後拡大することが見込まれています。
そんな中、データやソフトをどこに保存して処理させるかに関し、ニューズウィーク日本版9月16日号が取り上げています。
大量のデータ保存装置は大量の熱を発生することから、冷却費用を削減するため寒冷でインフラ整備が進んでいる北欧地方が注目を集めている、との紹介記事です。ネット上の検索一つで二酸化炭素が7g発生との研究もあり、IT業界も無視できないようです。
スコットランドは、冷涼な気候と年中荒れた海を利用した波力発電でデータセンターを誘致しています。
経済危機で国家は単に直面しているアイスランドは、寒冷な気候と経済破綻前に整備した光ケーブル、さらに有り余る地熱・水力発電力を売り物に誘致に成功しつつあるとのこと。
日本では沖縄が人件費の低さを利用してコールセンター誘致に成功していますが、北海道・東北はデータセンターにどうでしょうか? 夕張なんか・・・
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