オバマ大統領が軍改革に熱弁

vfw_crowd_SA-0259.jpg医療保険制度改革関連で全国行脚中のオバマ大統領ですが、17日は退役軍人(VFW:the Veterans of Foreign Wars)を前に、軍改革を熱く語りました。
もちろん、アフガンでの戦いの厳しさとその重要性、軍人とその家族へのケア充実にも時間を割き、最後は静かに黙々と社会を支え続ける退役軍人達の姿勢を高く評価する言葉で締めくくっているのですが、Holylandには軍改革に取り組む以下の言葉が印象的でした。ホワイトハウスHPよりhttp://www.whitehouse.gov/blog/Iraq-Afghanistan-and-the-Story-of-Jim-Norene/ 
曰く、「率直に申し上げよう。無駄を削り、血税を節約しつつ前線の兵士を支援するのだ。・・・・利害関係者、既得権保有者、ロビイスト、彼らは現状に投資している者達である。そして彼らは戦いを挑んできている。だが我々は過ちを犯さない。もしそのプロジェクトが前線部隊をサポートしなければ、もしそれが米国をより安全にしなければ、我々はそれに投資しない。もしそれが機能しなければ、計画を中止する」この部分はCNNニュースでも何度も繰り返されて放送されていました
更に。「もし議会が無駄だらけの軍事予算を私によこしたら、私は拒否権を発動する。私は兵士と納税者にとって正しいことをなす。我々が必要とする21世紀の軍隊を作り上げるのだ」
具体的な中身にも言及し、これまでゲーツ国防長官が主張してきたような、「ヘリとその乗員の増強やISR能力の向上」、「特殊部隊や装甲車両の増加」、「トップダウンによる軍事プライオリティーの見直し」、「ペンタゴンの業務要領の見直し」、「通常戦と非通常戦の能力バランス」、「新たな能力、技能、技術による軍の近代化」等々を大統領自ら指摘しました。
個人的には今年85歳で無くなった無名の退役軍人Jim Norene氏の”tranquil and steady dedication of a lifetime.”のエピソードが結構しみました。

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