無人機コンベンションに5千人

lrs_090811-A-7377C-001.jpg9日から12日までの4日間、ワシントンDCのコンベンションセンターで、無人化システム関連のコンベンションが開催され、30カ国から約5000人の産業界の人達が参加し、320種類の無人システムが展示されています。対象は航空機だけでなく陸海空全ての分野で、この種の催しでは世界最大だそうです。
無人システム協会による北米無人システム大会2009、とでも呼称すればよいのでしょうか?(the Association for Unmanned Vehicle Systems International’s Unmanned Systems North America 2009 Convention)・・・・・長い名前ですが、世界中から無人システムが注目を浴びているのは間違いないでしょう。
同コンベンションで「2047年までの米空軍無人機システム」と題して講演したハンセン空軍参謀副次長(少将:ISR担当)は、
●「現在、イラク・アフガンで米軍は2000機の無人機を運用しており、その需要はこの5年で6倍に拡大している」
●「ゲーツ国防長官は費用対効果の高い無人機を高く評価しており、この春にはF16が500マイルしか航続距離がないのに、リーパーは3000マイル飛行して1.5トンの爆弾を搭載できる、とまで述べている」
●「米本土から誘導してアフガン内で活動させることができ、兵士を危険にさらさなくてすむ」
●「2010年度予算に、無人機の増強や操作員の増員を要望している」等々、米国防省が無人システムに力を入れていることを協調しました。
thm_090811-A-7377C-008.jpg空軍とゲーツ国防長官の論調の違いは一点、空軍からは戦闘機は当分無人化できず、無人機を増やしても操作員や情報分析等に人員が必要で定員はそれほど減らせないとの主張がくわわることです。組織的にはよくある抵抗です。実体はよく見ないと不明ですが・・・
「米空軍、無人機の未来を語る」もご覧下さい。http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2009-07-25

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