米中軍事交流再開と中国軍新ウェブサイト

AUHIMOH.jpgobstrat.jpg今週、米中の戦略経済対話が行われ、両国首脳が「米中関係は21世紀を形作るもの」としてその関係強化を手探り状態ながらも模索しています。
そんな中、同対話に参加したキーティング太平洋軍司令官が28日、「1~2ヶ月以内に、おそらく北京において、米中の軍事交流が再開するだろう」と述べました。米国防省HPより。米中の軍事交流は昨年の秋、米国が台湾に戦闘機など最新兵器の売却を許可したことに中国が反発して以降中断していました。
またキーティング司令官は、「8月1日に開設される中国軍の新たなウェブサイトは、透明性の確保と中国軍の意図の理解促進への前向きな一歩」として高く評価しました。新ウェブサイトについてはおそらく対話の中で中国側が明らかにしたものと思われます。
同司令官は、交流強化は国務省が主導する米中の広範な関係発展プログラムの一翼をなすものとし、先にフロノイ国防次官が道筋を付けたMMCA(Military Marine Consultive Agreement 具体的な中身については不明)関連セッションがその先鞭になるだろうと述べました。
更に、米中軍事交流には人道的活動や災害対処、人的交流、対テロ関連情報交換や演習へのオブザーバー派遣などが含まれることが望ましく、中国軍関係者がハワイのPACOM司令部やペンタゴンを訪問することを楽しみにしている、と同司令官はコメントしています。
中国側の様子について司令官は、「中国側参加者は、いかなる国家も単独では健全な政策を作り上げることは出来ない、と述べ彼らの対話再開への意欲を見て取ることが出来た」と報道関係者に語りました。
ソ連との冷戦時代はオホーツク海聖域化阻止の点で日米軍事同盟が一つの目的に向かって動けましたが、中国との関係に関し日米の整合は難しいと言わざるを得ません。中国の脅威を声高に訴えるだけでは・・・防衛費確保のために持ち出すばかりでは・・・

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