米軍士官学校で志願者増

westimages.jpg8月号の雑誌Foresightより、米陸海空軍の各士官学校でここ数年の志願者減少の傾向に歯止めがかかり、本年は志願者数がここ数年では最高レベルの数になっているとの話です。
記事によれば、陸軍士官学校は本秋入学で2013年に卒業見込みの志願者が昨年より10%以上増加し、911事案の影響で志願者が増加した年以来の高水準になったとのこと。また海軍士官学校でもなんと40%も増加していると伝えています。
また同誌によれば、イラク撤退期限が2011年に設定されたことが増員に貢献し、また経済不況の影響で学費・住居費・食事が無料で奨学金が年数千ドル支給されることが呼び水になったととのこと。更に国防省を挙げての募集てこ入れ作戦が成果を上げた、とも説明しています。
大変偏見に満ちた見方になってしまうのですが、Holylandは本当に現場で勤務する有能な若い士官が近い将来増加するのか疑問です
近年、陸軍では特に士官学校卒業後5年以内に退職するものが多く、5~6割との数字を聞いたことがありますし、募集を活発化させるとは「質」を犠牲にすることにもつながりやすいからです。イラクの後にはアフガンが口を開けており、国防省の報道官室が、一般兵士の志願者を増加につなげるために良い数字のみを持ち出したような気がしてなりません。

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