ゲーツ長官、湾岸諸国にお願い

mapAOR-sm.jpg23日、ワシントンDCのホテルで行われている米中央軍主催の第2回Gulf CHOD(Chief of Defense)会議において、ゲーツ長官は湾岸諸国の国防関係首脳に対し、イラクへの支援とイランの野望封じ込めへの協力を依頼しました。(米国防省HPのトップニュース)
同長官による湾岸諸国への呼びかけは、昨年12月バーレーンでのIISSの会議でもありましたが、イランへの強い姿勢を明確にした点で、オバマ大統領の同日の発言とあわせ注目です。
中央軍主催の会議は、本年3月末にも米中央軍担当地域の中央アジア諸国(・・・スタン諸国)関係者を対象に実施されており、当該地域を離れたリラックスした雰囲気の中で、少しでも腹を割って話をしたいとの意向があるモノと考えられます。
湾岸の国防首脳に対しゲーツ長官は、
●イラクをその近隣の友人である皆さんが暖かく迎えることは、イランの野望を封じ込めることに役立つ。バクダッドの人々や政府は、皆さんの仲間に入ってイランの野望を封じることに建設的な役割を果たしたいと考えている。
●イラクはここ50年間のほとんどの期間において、皆さんに苦痛を与えてきたであろう。皆さんの古傷はそうたやすく癒えることはないであろう。しかし、イラクの新政府と人々を支援することは皆さんにとっての戦略的利益である。
●国防関連ではイラクとの情報共有や国境の管理の強化があり、湾岸諸国会議(GCC)へイラクを加盟させることも有効。
等々述べています。
引き続き、米国防省HPには傷痍軍人慰問記事が一杯です。

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