百貨店の最後の砦も陥落か・・、「デパ地下」でプチ贅沢もついに消滅へ・・・。
これまでもデパート・百貨店の不振は伝えられてきましたが、「デパ地下だけが賑わっている」と報道されることも多かったように思います。
「外食」は不経済だけど、家ですべて作るのは手間だから、「中食」つまりお総菜を買って帰って経費と手間の節約を両立させていた家庭が増えていたはずが・・・、ここに来てその「中食」ブームで成り立っていた「デパ地下」の売り上げ急減が鮮明になってきたようです。
NIKKEI-NET4日付で、みずほ証券のエコノミスト上野氏は、4月の統計を含め百貨店の食料品売上高が3ヶ月連続で減少し、その主力であった総菜に至っては8%減の激しい落ち込みとなったことを紹介しています。
女性主導の支出関連では、婦人服の売り上げ22ヶ月連続減は周知の通りとして、デパートの一等地を占める化粧品売り上げも5ヶ月連続減と、財布を握る女性層の消費動向は財務大臣による「底打ち宣言」とは遠い気がします。
Holyland個人としても、住信基礎研究所首席研究員伊藤洋一氏の「現在は下りの中の踊り場で、少したてばまた下り」との見方に共感します。暗くなってばかりでもいけませんが、年金など将来設計に関する部分で不明確なところが多すぎます。年金が少なくなるならこれだけ少なくなると明確に行ってくれた方が余程計画が立てられます。ふぅーー。みずほ証券の上野さんです。
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