ここで言う笑いとは、「安心・安全な笑い」との限定付きです。自然な「スマイル」も含まれるように思います。
反面、今の若手お笑い芸人の芸は、必ずしもこの「安心・安全な笑い」を提供しないようです。
月刊誌「致知」6月号の医学博士の高柳和江さんと同じく村上和雄さんの対談で、被験者に同じ食事をさせた後に堅い講義を受けさせた場合は血糖値が平均120ミリ上昇し、漫才を聞いてもらった後は平均80ミリ低下したとの村上氏の実験結果が紹介されています。
また、自殺率が日本で2番目に高い青森県で、「笑い」をテーマにした3日間のワークショップを1年半にわたって実施し、1万7千人の実績から笑いの力を語る高柳女史が紹介されています。
さらに個人的に興味深かったのは、高柳氏がクウェートの病院で外科医として10年間勤務した経験から、イスラム教徒の病気に向き合う姿勢が病気の回復を著しく助けているとの見方です。神のおぼしめし・・としてあわてず騒がず笑いのある普通の生活を続けられる強さがある、入院期間が短いなどの話が出てきてびっくりしました。
笑顔、笑い、スマイルは副作用のない万能薬だそうです。
当該雑誌の表紙を飾る高柳氏と村上氏
コメント