オバマ大統領夫人のミシェルさんは、明るい話題の少ない米国にあってカリスマ的人気ですね。人気だけでなく、軍人の配偶者を支援する運動の先頭に立って「銃後の守り」を固めるべく努力されています。
しかしもう一人、安全保障を考える上で注目すべきミシェルさんがいます。そう、米国防次官(政策担当)のMichele Flournoyさんです。このポストは米国防省のナンバー3ポストで、特に現在は米国防省が4年ごとに発表するQDR(国防計画見直し)を取り仕切る役目を担い、来年早々の発行に向け「斬った張った」作業に突入のはずです。
GW期間中の4月29日と5月4日、ワシントンDCのCSISとペンタゴンでの講演でこちらのMicheleさんはQDR作成の考え方について以下のようなキーフレーズで説明しています。
・現在進行中の戦いと将来への備えの両方が重要
・軍事力だけでなく、政府全体の手段を総合して
・大国の脅威ではなく、弱体・破綻国家からの脅威が大部分になろう。ヒズボラのような非国家主体もある
・ハイ・エンドの脅威も、より非対称の性格を帯びるであろう。
・地域勢力やならず者国家が、高度に洗練された手段で米国のアクセスや行動を妨げるであろう。ハイブリッド紛争に備える要あり。
・対衛星兵器、対空対海拒否兵器、大量破壊兵器、サイバー戦などなど・・・
・そのほかの安全保障上の要因として、経済危機、気候変動、文化シフト、人口変動、(天然)資源不足・・・
日本はなぁ・・・・・まだまだ・・・
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