10日間連続在空可能な無人機に問い合わせ殺到中

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同クラス世界記録保有の無人機
太平洋艦隊演習で大注目、南米軍や特殊作戦軍も試験へ
NASA、国土安全保障省、エネルギー庁、内務省、民間企業からも

Vanilla2.jpg14日付Defense-Newsは、4月に太平洋海軍が実施した有人と無人システムの融合を検証する演習「Unmanned Integrated Battle Problem」で、Platform Aerospace社の最大で10日間連続在空可能な無人機「Vanilla」が大きな注目を浴び、他省庁や民間企業から問い合わせが殺到していると紹介しています

4月の太平洋海軍の演習では45時間の連続飛行だったようですが、燃料消費率等からの結果分析から性能が証明された様で、7月には南米コマンドの要望でフロリダ半島から海洋監視ミッションを赤外線カメラ等で行い、11月にはNASAの要請を受け、北極圏の厳しい環境での運用テストを簡易コンテナからの操作&指揮で実施する予定で、他にも多数の引き合いが来ているようです

vanilla4.jpgPlatform Aerospace社の無人機「Vanilla」は、重量700㎏以下で速度250ノット以下のGroup 3カテゴリーの無人機で、2017年に連続在空時間の世界記録を樹立し、約15㎏のペイロード搭載で連続10日の飛行、70㎏搭載なら7日間飛行可能な性能を持ち、1機システムが2億円以下の無人機です

米海軍が演習前に行った2月の事前性能確認では、加州のEdwards空軍基地から連続約74時間飛行し、衛星通信経由で映像を送信し続け、指揮統制にも何の問題もなかったことが確認されており、小さな新興企業の製品ですが、既に性能や安定性に疑問を持つ者はいないようです

Vanilla3.jpgこれだけ航続距離があると、無人機「Vanilla」が離発着して燃料補給や維持整備を行う地上運用拠点は前線に近い危険地帯ではなく、「安全で補給ルートが確保された場所」を選ぶことができ、通常の民間契約業者が危険手当無しで運用可能になる点も同社はアピールしています

Platform Aerospace社は、様々な世界の注目地域で無人機「Vanilla」を運用した場合を想定したシミュレーションを行っており、例えば・・・
グアム島を拠点として、台湾とフィリピン間のルソン海峡の監視任務を行う場合、5日間の連続哨戒飛行が可能であるが、より高価な無人機で同様の任務を行うと、13ソーティーで倍以上の飛行時間が必要で、人的サポートも運用リスクもより大きくなると同社はアピール
Vanilla.jpg同じくグアム島から北朝鮮国境付近の偵察を行う場合は、5.5日間の連続哨戒が可能

ワシントンDC周辺から北大西洋の対潜水艦任務で飛行する場合、4日間連続在空して任務継続が可能。インド洋のディアゴ・ガルシアからアフガンを偵察する場合で、4.5日の連続哨戒が可能
イタリアのSigonella基地を拠点とすれば、アフリカ、欧州、東地中海、中東地域を数日間カバーできる

米海軍や海兵隊は最近、米空軍での任務が減少傾向のMQ-9の海洋活用を模索していますが、Platform Aerospace社は「Vanilla」がMQ-9と競合するとは考えておらず、より大型で搭載量も多いMQ-9ではオーバースペックな「退屈な任務」に、「Vanilla」は適していると考えているようです
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無人機「Vanilla」の紹介WEBページ
https://vanillaunmanned.com/aircraft

Vanilla5.jpg14日付Defense-News記事は更に、Platform Aerospace社の他の取り組みや、同様な新興小企業が国防省や政府機関とのビジネスを進める上で資金繰りにまだまだ苦労している様子等を紹介していますが、国防省や政府機関も、このようなアイデア勝負のスタートアップを大事にする体制を整えつつあるとも紹介しています

無人機はどんどん進歩しています。センサー別でも1機システム2億円以下で、再利用可能ながら任務中に損耗してもそれほど痛くない装備・・・。日本が求めるべきはこの方向なんじゃないでしょうか?

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